【現代】紙面文化と障害者雇用

 ちょっとした障害者雇用上の気がつきをコメントしておこう。福祉など対人援助サービスの分野では例外もあるが、近年はオフィスで紙面の書類というものを見かけない会社も増えてきた。コピー用紙代や印刷代の削減のため、電子書類でよいという会社が増えてきたせいもあるようである。

 しかし、この効率化が障害者雇用に与える悪影響というのは意外に知られていない。紙面の書類があったからこそ、障害者雇用のスタッフ向けの業務が創出しやすかったという側面もあったからだ。

 紙面の書類の封入、押印、ファイリング、印刷、PDF化、文書おこし、紙面資料の組み立て、メモ用紙の作成、裁断、シュレッダーがけなどは、専門的技能を持つ障害者からみれば「こんな仕事」と思うかもしれないが、より広く障害者を職場に受け入れようとした場合には、業務創出がしやすかったと言える。しかし、電子化が進み、書類業務が減少すると、それなりのPCスキルを持った障害者にしか業務を提供することができなくなってしまう。

 特に都市部の障害者雇用は事務補助の雇用が占める割合が高いので、たかが書類とは言え、あなどることのできない問題を抱えていると言える。

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この記事へのコメント

綾織
2019年04月28日 15:18
10年ぶり?のお久しぶりでございます。
訳有ってSNSの類から距離を置いていましたが
御世変わりも有り、改めてご挨拶をば。

ここ2.3年になってやっと自身のネット環境も改善され
一時は(~~と言う言葉は使いたくない故)福祉枠で
地元で働いていた事も有りました。
福祉枠ですからね。氏の仰せの通りやれることは記事に書かれた通りです。
未だペーパーレスで無い現場では、シュレッダー掛けやら
封入・封緘・簡単な書類作成・膨大な封筒の印刷etc…

手にかゆい所で働くとめげそうに成りつつもご奉公しましたが
不景気故に…
(前後して某特例で研修を受けたのですが、何故非公開求人なのか
判るような仕事場だった…あまり思い出したくない)
世知辛い というよりも
不寛容な世間に果ててしまって
労働は貴いもので有ると身に染みているのですが
毎日怒号罵声の下では働きたくない! と思うこの頃です。

長い間、ご無沙汰していたので、色々な事を忘れてしまいました。

それでは
こうもり
2019年05月01日 22:57
綾織さん

投稿承認遅れて失礼しました。色々大変でしたね。何のために働くのかわからなくなるというのが障害者雇用の辛きところ。手に職があると違うのかもしれませんが…

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